こんにちは こんばんわ
開業医専門の非販売系FPの白波瀬です。
金融商品や不動産を販売しない中立の立場で、開業医の皆さんに本当の金融情報を発信しています。
皆さんは「FP」と言う言葉をを聞いて、皆さん何をイメージされますか?
保険屋さん、住宅展示場にいる人、マネー雑誌で記事を書いている人、、といったところでしょうか。
FPという仕事は、その言葉自体が何か特定の仕事を指す言葉ではないので、
どんなFPに相談したら自分のお金の問題を解決してくれるのか?分かりにくいのが現状です。
そこで、本日は自分に合ったFPの選び方についてお伝えしたいと思います。
ファイナンシャルプランナーとは?
ファイナンシャルプランナーとは、
一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家である。
と定義されています。(日本FP協会より)
現在、FP資格認定者は18万6873人(※2021年7月時点)の上ります。
注意したいのは、FP資格保有者=お金のプロ=お金投資についてなんでも相談してOK!というわけではない点です!
例えば、金融機関に勤めていてFP資格保有だけしている方や、学生さんが就職活動の為に保有していたりと、さまざまなFP資格保有者がいらっしゃいます。
ここでは、実際にFPを本業に活用している方に絞って、タイプ別に分けてFPのそれぞれの立場を説明していきたいと思います。
まずはこの図をご覧ください!
上記の様に、一言でFPといっても大別して4つのグループに分かれます。
①銀行・証券保険会社の会社員・・もっとも数が多く身近な存在のFPです。保険外交員の方をイメージする方も多いと思います。
②独立系金融仲介業者・・IFAという金融庁認可のライセンスを保有しているFPです。証券会社の出身者が特定の証券会社に属さず、独立した立場で金融商品のアドバイス業をおこなっているケースが多いですね。
※IFA・・・FAは“Independent Financial Advisor”の略で、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれる、金融アドバイザーの業態の一種です。
③独立系投資助言業者・・②のIFAと似ているのですが、IFAのように金融商品の販売を行わず、投資助言に対して報酬を得る点に大きな違いがあります。金融庁に投資助言業の認可を受けたFPです。
④独立系その他・・特定の企業に属さず、金融商品等のの販売も行わないFPです。投資顧問業のように投資のアドバイスに限らず、住宅購入、学資の準備、老後資金等、、幅広くお金の相談業務をおこなっているFPが多い印象です。
FPの報酬体系を知る
FPには大きく4つのタイプがあることは理解頂いたと思いますが、さらにFPのタイプ別の報酬形態を知っておくと、本当に自分の為になるアドバイスをしてくれるFPが見えてきます。
各タイプごとの報酬形態を現した図は以下のとおりです。
図のとおり、FPの報酬体系は「コミッション型」と「フィー型」の2パターンがあります。
コミッション型・・主に保険、不動産、株式などの商品を販売した対価として販売会社から手数料報酬を得るFP ビジネス。
フィー型・・・商品の販売は行わず、顧客から直接報酬をもらいコンサル、アドバイス等の業務を行うFPビジネス
「報酬の支払い元」がコミッション型とフィー型の大きな違いとなります。
コミッション型FPは、所属する保険会社や代理販売をした販売元の証券会社から報酬を受け取ります。
フィー型FPは顧客から直接報酬を受け取ります。
この様なFPの報酬体系の背景を知っておくと、
お金の相談をした場合 最終的にどのようなアドバイスや提案をしてくれるのか?
おおよそ想定することができます。
例えば、保険会社に所属しているFPに資産運用の相談をした場合、
最終的な提案は「個人年金」「貯蓄性のある保険」の加入を勧められるという事になります(売らないと報酬だから)
一方でフィー型のFPに相談をすると、特定商品の提案を受けることはありませんが、相談や実行支援には費用が発生するという事になります(販売会社から報酬もらえない業務だから)
どちらがいい、悪いではありませんが、こういった背景を知っておくことは
FPに実際に相談をする場合に役に立つかと思います。
また、独立系を謳って、実際は保険販売や不動産販売等のコミッションビジネスをおこなっているFPも存在するので注意が必要です。
FP相談に行って、結局保険売りたいのか、、と思ったいった経験ありませんか?それです。
独立系という言葉には、中立性や自分側にたったアドバイスをしてくれるイメージがあるので、
ステルスマーケティングで「独立系」を乱用している業者さんも多いと感じます。気を付けましょう。。
今回の記事が皆さんの「自分にあったFP選び」の一助となれば幸いです。
オワリ。